研究代表者

笹森 洋樹

研究分担者

 久保山茂樹(副代表)、伊藤由美、齊藤由美子、佐藤肇、徳永亜希雄、石坂務、大崎博史、岡本邦広、小澤至賢、涌井恵、海津亜希子、小松幸恵、澤田真弓、庄司美千代、新平鎮博、牧野泰美、松見和樹、森山貴史、藤本裕人

研究班

在り方班

概要

 平成24年7月23日中央教育審議会初等中等教育分科会より、「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」が出されました。本研究では、その内容を受け、インクルーシブ教育システム構築に向けた取組を円滑に進められるようにするため、教職員・学校や地域等における教育の専門性の内容が、それぞれの学びの場で獲得、発揮される過程やこのことに関わる学校や地域の組織運営の在り方について、文部科学省のモデル事業等の実践を通して検討、検証する事例研究を行います。インクルーシブ教育システム構築に関し、平成23~24年度に実施した2つの中期特定研究の先行研究においては、教職員・学校や地域における教育の専門性が、継続的に獲得、発揮されるためには、教育委員会にも支えられた学校等における組織的な取組が必要であり、また、様々な関係機関や人との連携、協働が重要であることが改めて確認されています。

 本研究ではこのことを踏まえて、これまでの先進的な事例も参考にしながら、インクルーシブ教育システム構築に向けた取組を支える体制づくりに関し、重視すべき取組内容を整理します。さらに、整理された内容について、文部科学省のモデル事業等の実践と連携を図りながら、検討、検証する事例研究を行います。これらの取組内容を学校や地域の事例に関する情報とともにとりまとめ、発信することで、今後のインクルーシブ教育システムの構築に向けての学校や地域における実践に役立てることを目指します。

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