研究代表者

大内 進

研究分担者

 小澤至賢,小松幸恵,齊藤由美子,中村 均,牧野泰美

研究協力者

金森克浩

研究班

 推進班

概要

  特別支援学校は,さまざまな障害のある幼児児童生徒一人一人のニーズに応じた適切な指導と支援が求められており、学校マネジメントにおいても通常の学校にはない視点を付加して対応していく必要があります。本研究では,特別支援教育の推進という観点から特別支援学校における学校マネジメントの効果的な活用に関する知見の提供をめざします。
具体的には、これまでの国内における学校マネジメントの考え方とその実践に関する先行研究や実践事例等を分析し、学校マネジメントに関する知見を整理します。その上で、こうした知見に基づいて,都道府県及び中核市教育委員会,特別支援学校長会等を対象とした特別支援教育の分野に関する学校マネジメントの考え方の活用の実態や取組の姿勢を把握するための調査を実施しす。この調査を通して、学校マネジメントの考え方を活用した学校組織や管理職の学校運営の改善などへの取組の現状や課題について取りまとめる予定です。
さらに本調査結果の分析を通して,先進的な取組をしていると思われる実践校を抽出し,訪問調査を実施します。こうした実態調査や先進的な実践校の取組状況を踏まえて,「学校評価」と関連づけながら「特別支援教育のさらなる推進」,「地域における特別支援教育のセンター的機能」,「特別支援教育担当教員の専門性の向上」等の特別支援学校の重要課題へ対応していく上での学校マネジメントの活用法について取りまとめていきます。
また,海外における特別支援教育と学校マネジメントに関する取組状況とその研究の動向について,文献による調査を中心に情報収集を行い、我が国の特別支援学校における学校マネジメントの実践に供する知見の提供を目指します。
 

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