研究代表者

藤本裕人

研究分担者

齊藤由美子、玉木宗久、工藤傑史、徳永亜希雄、西牧謙吾、田中良広、海津亜希子、廣瀬由美子、岡本邦広、柘植雅義

研究班

在り方班

概要

 本研究は、障害のある児童生徒と障害のない児童生徒に対する現在の学校教育活動の状況を踏まえて、これからのインクルーシブ教育システムの構築に向けて必要な配慮や指導法を明らかにすることを目的としています。
平成20年3月に告示された小学校・中学校の学習指導要領では、障害のある幼児児童生徒との交流及び共同学習の機会を設けることが配慮事項として明確に示されました。これらの教育活動は今後の共生社会の形成、とりわけ、障害者の権利に関する条約の批准に関連して、検討がなされているインクルーシブ教育システムの構築に深く関係するものとなります。
平成23年度からは学習指導要領の本格実施期に入り、これらの教育活動の実践事例もより増えていくことが見込まれることから、全ての障害を視野に入れた事例研究を行い、これを起点として、インクルーシブ教育システムの構築に向けた望ましい配慮や指導方法を検討します。
研究に当たっては、全ての障害を視野に入れた、交流及び共同学習の事例についての複数のチームによる訪問調査を行い、その結果を基に、望ましい配慮や指導方法について検討し、それらを報告書の形で整理します。
この研究によって、各障害種についての「インクルーシブ教育システムを構築するための配慮や指導法のGood Practice」を提供します。