特別支援学校及び特別支援学級における教育課程の編成と実施に関する研究
研究代表者
原田公人
研究分担者
尾崎祐三、小林倫代、柘植雅義、金子 健、長沼俊夫、日下奈緒美、神山 努、柳澤亜希子
研究班
推進班
概要
平成22~23年度で実施した専門研究A(重点推進研究)「特別支援学校における新学習指導要領に基づいた教育課程編成の在り方に関する実際的研究」では、約1,000校ある全ての特別支援学校への質問紙調査法により、新学習指導要領への移行に向けた時点での、教育課程編成の全体的な実施状況と課題を把握することができました。
本研究では、その結果も踏まえ、研究協力機関となる特別支援学校への継続的な訪問調査により前回の研究で明らかとなった課題である、複数障害種に対応する特別支援学校における教育課程編成、教育課程のいわゆる類型やコース制、高等部における職業教育、交流及び共同学習の教育課程での位置づけ、自立活動と他領域及び各教科の教育課程編成上の関連等について、現状を把握し、当該学校関係者の協力も得ながら、これらの課題解決のための教育課程編成の在り方について検討します。
また、特別支援学校の学習指導要領を参考にして編成することもできる小・中学校の特別支援学級における「特別の教育課程」の編成について検討します。具体的には、教育委員会への質問紙調査や訪問調査により、特別支援学級での教育課程編成に関する手引書等の有無、学校での教育課程編成の手順等について、障害種別も考慮しながら、現状と課題を把握します。
さらに、以上の結果から、現行の学習指導要領に基づく教育課程の編成と実施の状況を総合的に考察し、次期学習指導要領改訂への基礎的資料としていきます。
関連する研究領域
登録日: 2012年6月1日 /
更新日: 2014年3月5日