ことばの遅れを主訴とする子どもに対する早期からの指導の充実に関する研究 -子どもの実態の整理と指導の効果の検討-
研究代表者
久保山茂樹
研究分担者
小林倫代(副代表)、牧野泰美、松村勘由(平成24年度)
研究班
言語班
概要
「ことばの教室」(言語障害通級指導教室及び特別支援学級)で指導を受けている子どもの約3割が「ことばの遅れ」を主訴とする子どもです。ことばの遅れを主訴とする子どもの実態は多様であり、担当者は指導に苦慮していると言われています。また、ことばの遅れに対しては早期からの支援の重要性が指摘されています。
そこで本研究では、(1)ことばの遅れを主訴とする子どもの実態を明らかにする、(2)指導内容・方法を明らかにする、(3)早期からの支援の場である幼児ことばの教室等の役割を明らかにする、の3点を目的とし、ことばの遅れを主訴とするお子さん7名の事例研究、全国4地域で、ことばの教室担当者91名にご参加いただいたワークショップでの資料収集、幼児ことばの教室等8か所への実地調査を行いました。
その結果、子どもの実態については7項目の背景要因が抽出でき、子どもの実態を整理する視点を得ることができました。また、具体的な指導内容を整理するとともに、指導の要点を8項目抽出することができました。幼児ことばの教室等については、地域の保健、医療、福祉と連携し就学までを一貫して支援する役割を明らかにすることができました。
これらの成果を研究成果報告書にまとめ、Webサイトに掲載しています。
※研究成果報告書サマリーは こちら です。
※研究成果報告書は こちら です。
関連する研究領域
登録日: 2012年6月1日 /
更新日: 2014年11月7日