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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第204号

メールマガジン

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      国立特別支援教育総合研究所(特総研)メールマガジン
         第204号(令和6年3月号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NISE(ナイセ)━━━
■目次
【お知らせ】
・世界自閉症啓発デー2024 イベントについて
・令和6年度前期免許法認定通信教育の受講募集について
・広島大学・国立特別支援教育総合研究所共同シンポジウム
【NISEトピックス】
・発達障害教育実践セミナー実施報告
【特別支援教育関連情報】
・令和6年度特別支援教育関連予算案について
【NISEエッセイ】
・~研修を振り返って~
【高齢・障害・求職者雇用支援機構からのお知らせ】
・「働く広場」3月号のご案内
【アンケートのお願い】

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【1】お知らせ
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●世界自閉症啓発デー2024 イベントについて

 毎年4月2日は、国連総会が定めた世界自閉症啓発デーです。特総研を含
む関係団体で組織された日本実行委員会では、自閉症に関する理解を広める
ことを目的として「世界自閉症啓発デー ONLINE2024 –WE BELONG みんなで
歌おう わたしたちのうた–」を開催する予定です。
 世界自閉症啓発デー・日本実行委員会の公式サイトでは、公式テーマソン
グ『We Belong(ウィ・ビロング)わたしたちのうた』の紹介ページが公開さ
れています。また、自閉症をはじめとする発達障害のある方の作品をWEB上で
ご覧いただけます。4月2日当日は、東京タワーブルーライトアップの点灯
式を実施する予定としています。
 これらのイベントの詳細等については、世界自閉症啓発デー・日本実行委
員会の公式サイトをご確認ください。X やFacebookなどでも世界自閉症啓発
デー2024に関する情報発信を行っておりますので、併せてご覧ください。

○世界自閉症啓発デー・日本実行委員会の公式サイトはこちら→
 https://www.worldautismawarenessday.jp/

〇世界自閉症啓発デー・日本実行委員会の公式Xはこちら→
 https://twitter.com/waadjapan


●令和6年度前期免許法認定通信教育の受講募集について

 特総研では、特別支援学校教諭免許状の取得を支援するため、免許法認定
通信教育を開設しています。
 令和6年度前期免許法認定通信教育の開設科目は次の通りです。

開設科目:
 ◇視覚障害児の心理、生理及び病理(1単位)
 ◇聴覚障害児の心理、生理及び病理(1単位)

募集期間:令和6年3月25日(月)~ 4月23日(火)
講習期間:令和6年5月7日(火)~ 8月17日(土)
試験日: 令和6年9月8日(日)

 受講を希望される場合には、受講募集要項をご確認の上、4月23日(火)
までにお申込みください。
 詳細は下記URLをご覧ください。
 http://forum.nise.go.jp/tsushin/boshu_yoko/

 また視覚障害者領域、聴覚障害者領域の免許取得に向け、特総研で実施し
ている第2欄の科目に加え、放送大学で開設している第1欄、第3欄の科目
を取得できるよう案内チラシを作成いたしましたので、こちらも併せてご参
照ください。
 https://forum.nise.go.jp/tsushin/boshu_yoko/?action=common_download_main&upload_id=624

●広島大学・国立特別支援教育総合研究所共同シンポジウムのご案内

 広島大学と特総研が共同シンポジウムを開催いたします。国内外のウェル
ビーイングの専門家が広島に集結し、日本が持続可能な成長を実現し、多様
性を認め合い、より豊かで調和のとれた社会を構築するための在り方につい
て議論し、新たなアイデアと取り組みを共有・模索します。是非、ご参加く
ださい。

 日時:令和6年3月24日(日)12:30〜16:00
 場所:広島国際会議場 ひまわり(広島市中区中島町1-5)
 参加人数:先着400名
 参加費:無料
 申込締切:令和6年3月15日(金)

〇お申込み方法及び共同シンポジウムの詳細は、こちら→
 https://www.nise.go.jp/nc/news/2024/0206

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【2】NISEトピックス
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●令和5年度発達障害教育実践セミナー実施報告

 令和6年1月25日(木)に「令和5年度発達障害教育実践セミナー」をオ
ンラインで開催しました。本セミナーは、教師の人材育成を担う都道府県・
指定都市の教育委員会及び教育センターの研修担当の指導主事等を対象とし、
通常の学級における発達障害教育の充実に向けた人材育成に関する取組の推
進に寄与することを目的として行いました。当日は、元日に発生した能登半
島地震で被害を受けた石川県をはじめとして、全国の都道府県から多数の参
加をしていただき、Zoomで95件、YouTubeライブ配信で126件の接続があり
ました。
 午前は、「個に応じた指導を支えるための校内体制の構築」をテーマとし
たパネルディスカッションを行いました。教育センター(宮崎県)、学校
(仙台市立中学校・通級指導教室)、大学(教員養成系教育学部)の立場に
ある3名のパネリストを迎え、それぞれの立場での取組の現状と課題や、今
後の取組に向けた展望について協議をしました。
 午後は、長野県教育委員会と徳島県立総合教育センターから、発達障害教
育を担う人材育成に向けた取組や体制づくりについて取組紹介をいただきま
した。長野県からは、県で取り組まれている通級による指導の充実に向けた
取組と課題、徳島県立総合教育センターからは、全県の小中学校等で取り組
まれているP B S(ポジティブ行動支援)の実践についてお話をいただきまし
た。
 その後、参加自治体間で、「校内支援体制の整備」「切れ目ない指導・支
援」「個に応じた指導・支援の充実」の3つのテーマに分かれて情報交換会
を行いました。パネルディスカッションや取組紹介の内容も交えながら、各
自治体における取組の成果や課題等について活発な意見交換が行われました。
 最後に、文部科学省特別支援教育課特別支援教育調査官の加藤典子氏から、
本セミナーの総括となる講話をいただきました。
 参加された方からは、「事前動画により、現状と課題を把握できた」「パ
ネルディスカッション、取組紹介では、本県でも課題となっていることにつ
いての話題であり、とても参考になった」「情報交換は短い時間でも他県の
取組が分かり、今後の参考にしたいと思った」「総括で各取組内容に価値付
けを行い、今後の自治体や都道府県の取組の方向性を示してくださり、午前
からの内容が自分の中でもまとまったと感じた」などの御感想をいただきま
した。
 本セミナーでは、2つのオンデマンド講義「通常の学級における発達障害
教育の充実に向けた期待」(全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協
会)、及び「発達障害ナビポータルの紹介」(国立障害者リハビリテーショ
ンセンター))を配信しました。さらに、当日残念ながら用務が重なって参
加できなかった方のために、パネルディスカッションと取組紹介の動画を、
事後に視聴できるようにしました。

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【3】特別支援教育関連情報
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●令和6年度特別支援教育関連予算案について

 令和6年度政府予算案の閣議決定に伴い、文部科学省において本年1月、予
算案の発表資料が同省のWebサイトに掲載されました。
 詳しくは下記をご覧ください。

○文部科学省が公表した内容はこちら→
 https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h31/1412639_00006.htm
(特別支援教育関係は初等中等教育局の各資料をご覧ください)

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【4】NISEエッセイ
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 今号は、令和元年度第二期特別支援教育専門研修を修了された菊池高之先
生からお寄せいただきました。

            ~研修を振り返って~
             「久里浜の思い出」
               菊池高之(秋田県立秋田きらり支援学校)

 私が特総研の専門研修に参加したのは、新型コロナウイルスが広まる直前
のタイミングであった令和元年度の夏から秋にかけてでした。研修中は2つ
の大きな台風が関東地方を直撃し、宿泊棟も停電しました。当時の台風のニ
ュースを目にするたびに、特総研での研修を思い出します。
 当時は肢体不自由特別支援学校での勤務経験が浅かったこともあり、不安
が大きいまま専門研修がスタートしました。しかし、特総研の先生方をはじ
めとする、各分野のスペシャリストによる講義や演習は毎日刺激的であり、
特別支援教育や肢体不自由に関する最新の動向を知り、知識をアップデート
することができました。そのことは、所属校の様々な取組の意義や校内研究
の立ち位置を確認したり、日々の指導における自分自身の悩みを俯瞰して考
えたりすることにつながりました。研修終盤は、まだまだ久里浜で同期のメ
ンバーと学び続けたいと思う一方、所属校に戻って授業実践を積み重ねてい
きたい思いもあり、複雑な心境でありました。
 特総研での経験は、校内研究の推進や自分自身の授業実践における根拠と
なっています。あの頃と変わらず、アンテナを高く張り、貪欲に学び続ける
ことのできる教師でありたいと思っています。

〇秋田県立秋田きらり支援学校のWebサイトは、こちら→
 http://www.kagayaki.akita-pref.ed.jp/kirari/index.html

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【5】高齢・障害・求職者雇用支援機構からのお知らせ
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●「働く広場」3月号のご案内

 「働く広場」は、障害者雇用に取り組む企業事例を中心に、身近な障害者
雇用問題を取り上げた月刊誌です。成人期を迎えた障害者の働き方や、障害
者雇用を進める先進的な取組のヒントとして、ご覧ください。

○3月号(2月25日発行)の掲載内容
 国立職業リハビリテーションセンターや特別支援学校との連携により障害
のある従業員の就労定着と戦力化につなげている企業の事例 ほか

○最新号URL:https://www.jeed.go.jp/disability/data/works/index.html

*このご案内は教育現場と就労をつなぐために掲載しております。

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【6】アンケートのお願い
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 今号の記事について、以下のアンケートにご回答いただきたく、ご協力の
ほどよろしくお願いいたします。
 
○アンケートはこちら→
  https://forms.office.com/r/mMsXdBaM8i

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次号も是非ご覧ください。
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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第204号(令和6年3月号)
       発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
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