基金の目的
皆様からいただいたNISE(ナイセ)基金へのご寄附は、障害の有無に関係なく、子供たち一人一人が思い切り力を発揮できる学びの場の実現に向けて、当研究所が取り組む次の4つの事業の充実を図るために使用させていただきます。
Ⅰ 特別支援教育の研究活動事業
国の特別支援教育施策の推進等に寄与する研究や教育現場の喫緊の課題に対応した研究を行い、その成果を教育関係者に限らず広く社会に還元しています。
・第5期(R2~R7)に取り組んでいる研究について
特別支援教育のナショナルセンターとして、障害種の枠を超えて国の施策の推進や教育現場の喫緊の課題に対応した研究に取り組むとともに、各障害種に係る研究(視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱、知的障害、重複障害、言語障害、自閉症、発達障害・情緒障害)も行っています。
※現在取り組んでいる研究内容の詳細はコチラ(https://www.nise.go.jp/nc/study)
Ⅱ 特別支援教育の指導者の養成・資質向上事業
各都道府県等において特別支援教育に関する施策や教育実践等の中核的役割を担う指導者の育成や、通常学級の担任も含め教師一人一人の特別支援教育に係る資質向上を図る研修事業を行っています。
・研修の開催やeラーニングコンテンツの提供
Ⅲ 特別支援教育に関する情報普及事業
特別支援教育や障害理解に関する情報発信、自治体や学校が直面する課題の解決につながる支援や情報発信を行います。
・チラシ・冊子、SNS等による情報提供
・研究所公開や各種セミナーによる情報提供
Ⅳ 環境整備事業
障害のある方も含め当研究所施設の利用者が安心して施設・設備を利用できるように、また、研究、研修などの事業が継続的に実施できるように、環境整備の充実を図ります。
・生活支援研究棟の整備(盲ろう児及びそのご家族、指導を担当する教員等が、様々な生活場面を体験したり、指導や支援のヒントを得たりすることができる研究・研修施設の整備)
・体育館の整備(障害者に配慮した環境整備、障害者スポーツ備品の配備)
※体育館は一般の方もご利用いただけます。詳しくはコチラ(https://www.nise.go.jp/nc/gym_guide)