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令和6年度国立特別支援教育総合研究所セミナー

国立特別支援教育総合研究所セミナー

令和6年度国立特別支援教育総合研究所セミナーの開催について

特総研では毎年、研究活動等の成果普及、特別支援教育に関する理解啓発及び、教育関係者や関係機関との情報共有を図るために、本セミナーを開催しています。

申込受付期間は令和7年1月14日(火)~2月14日(金)です。

下記、参加申込をご確認ください。

テーマ

共生社会の形成に向けた特別支援教育の展開

日時

令和7年3月8日(土)9:30~16:15(9:00受付開始)

会場

国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3−1)

定員

会場500名(先着順)

Youtubeライブ配信(定員なし)

参加費

無料

参加申込

会場・ YouTubeライブ配信  どちらの参加でも事前申込が必要です。

申込受付期間:令和7年1月14日(火)~2月14日(金)

・会場での参加申込はこちらをクリックしてください。

・YouTubeでの視聴申込はこちらをクリックしてください。

各分科会の概要については、下記、研究課題名をクリックして、事前オンデマンド動画をご参照ください。

↓研究課題名をクリック!

研究課題名 分科会タイトル
分科会1
特別支援教育に係る教育課程の基準等に関する研究(令和5年度〜7年度)
小学校・中学校・高等学校・特別支援学校における特別支援教育の現状と課題等を踏まえた今後の学習指導等の在り方に関する提言
分科会2
多様な教育的ニーズのある子供の学びの場の充実に関する研究(令和5年度〜7年度)
管理職の視点から考える通常の学級における指導・支援
分科会3
共生社会の担い手を育む教育に関する研究-障害理解教育の検討を中心に-(令和5年度〜7年度)
共生社会の担い手を育む教育の推進-校内での取組と地域への発信-
分科会4
障害のある児童生徒のキャリア教育の充実に関する研究(令和6年度〜7年度)
障害のある児童生徒のキャリア教育の充実に関する研究
分科会5
肢体不自由教育におけるICTの活用に関する研究(令和5年度〜7年度)
肢体不自由教育におけるICTの活用

主な内容

9:30~9:45

辻村賞授賞式

受賞者 松田 直 氏

9:45~10:00 開会式
10:00~10:45 文部科学省行政説明
11:00~12:00

講演「触角」支援教育の提案に向けて

    -盲人史研究とユニバーサル・ミュージアムをつなぐ-

講師 広瀬 浩二郎 氏(国立民族学博物館・人類基礎理論研究部 教授)

12:00~12:20

特総研の研究について

13:30~14:05

障害種別班等ポスター発表(会場のみ)

14:20~16:00

重点課題研究等分科会(会場のみ)

重点課題研究等分科会について

重点課題研究等分科会では、各重点課題研究等チームごとに以下の内容についてシンポジウム等を実施いたします。

1.重点課題研究
(1)特別支援教育に係る教育課程の基準等に関する研究(令和5年度〜7年度)

①タイトル:「小学校・中学校・高等学校・特別支援学校における特別支援教育の現状と課題等を踏まえた今後の学習指導等の在り方に関する提言」
 現在、重点課題研究「教育課程」チームでは、次の学習指導要領改訂に向けて、学校現場の特別支援教育に係る教育課程編成等の実情を踏まえて検討の論点等を整理すべく研究活動を進めています。

 本分科会では、文部科学省より「これからの特別支援教育における指導及び支援の充実に向けて」と題する話題提供を踏まえて、研究協力をいただいている小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の各校長会の研究協力者から現状や課題等を踏まえたご提言をいただき、ご参加の皆様を交えて質疑応答を実施したいと考えています。

➁登壇者:
司会 山口 遼(国立特別支援教育総合研究所 研究員)
趣旨説明 武富博文(国立特別支援教育総合研究所 総括研究員) 他

(2)多様な教育的ニーズのある子供の学びの場の充実に関する研究(令和5年度〜7年度)

①タイトル:「管理職の視点から考える通常の学級における指導・支援」
 インクルーシブ教育システムにおいては、同じ場で共に学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを全ての学びの場で整備することが重要である。本研究では、小・中学校等の通常の学級に在籍する多様な教育的ニーズのある子供への指導・支援について、各学校がどのようにして学級経営や授業、校内支援体制を充実させているかを明らかにし、今後の国や自治体の施策や、学校現場で活用できる資料を提供することを考えている。

 本分科会では、研究チームで検討している「通常の学級に在籍する多様な教育的ニーズのある子供への指導・支援に関する観点」についての話題提供や、管理職の視点から小・中学校の取組紹介を行う。その後、討議を行い、参加者と意見交換をする。

➁登壇者:
司会 沓澤 整治(国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)
パネリスト 井上 秀和(国立特別支援教育総合研究所 総括研究員)
      滑川 典宏(国立特別支援教育総合研究所 総括研究員)  他

(3)共生社会の担い手を育む教育に関する研究-障害理解教育の検討を中心に-(令和5年度〜7年度)

①  タイトル:「共生社会の担い手を育む教育の推進-校内での取組と地域への発信-」
 私たちが目指す社会は「共生社会」である。共生社会の形成に向けて、子どもたちが10年後、20年後に「共生社会の担い手」となるための教育活動を展開する必要がある。

 本研究は、小・中学校の通常の学級において多様性を理解し尊重できるようになるための教育、つまり、「共生社会の担い手を育む教育」について、具体的な内容や方法を検討し、通常の学級で実施可能なモデルを提供することを目的としている。これまで、小・中学校で行われている多様性を理解し尊重できるようになるための教育について訪問調査とインタビュー調査及び質問紙調査を、また、特別支援学校が小・中学校を対象として実施している障害理解教育の実態について質問紙調査と訪問調査を実施し、それぞれの実態を明らかにしてきた。

 本分科会では、これらの研究結果の概要の報告、特色ある実践を行っている学校からの実践報告、指定討論や会場の皆様との質疑応答や意見交換を通じて、「共生社会の担い手を育む教育」の一層の推進を目指したい。

➁登壇者:
司会 嶋野 隆文(国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)
研究報告 久保山 茂樹(国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員)
     平沼 源志(国立特別支援教育総合研究所 研究員) 他

(4)障害のある児童生徒のキャリア教育の充実に関する研究(令和6年度〜7年度)

①  タイトル:障害のある児童生徒のキャリア教育の充実に関する研究
 本研究では、障害のある児童生徒の意思決定を支える上での特別支援学校におけるキャリア・パスポート(趣旨を踏まえた類似の取組を含む)を活用した指導・支援にかかる障害特性への工夫について調査し、整理している。加えて、個別の教育支援計画等との関連性等について課題を整理している。
 本分科会では、本研究の概要やキャリア・パスポートにかかる考え方等について、説明した上で、特別支援学校におけるキャリア・パスポートを活用した指導・支援にかかる障害特性への工夫について、本年度実施した予備的インタビュー調査の結果を踏まえ、今後のキャリア・パスポートを活用した障害のある児童生徒のキャリア教育の充実について参加者と討論を行う。

➁登壇者:
司会 相田 泰宏(国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)
趣旨説明、研究報告 小澤 至賢(国立特別支援教育総合研究所 総括研究員) 他

2.障害種別特定研究
(1)肢体不自由教育におけるICTの活用に関する研究(令和5年度〜7年度)

①タイトル:「肢体不自由教育におけるICTの活用」
 肢体不自由教育においては、これまでも障害特性に応じて適切な補助具や補助的手段、ICT機器などを活用した指導が展開されてきた。GIGAスクール構想が推進される中、学習指導要領に示される資質・能力の育成との関係から効果的な活用の在り方を追究するとともに、教師の指導力向上を図ることが求められている。そこで、本研究では、肢体不自由の障害特性を踏まえながらICT機器を活用した教科等における授業に焦点をあて、効果的な指導方法や教材教具の活用、教員研修に係る情報を収集し、地方自治体や教育現場の取組に役立つ知見を提供する。
 本分科会では、肢体不自由特別支援学校におけるICT機器活用の実践発表の内容を基に現場における実践の工夫等について参加者と意見交換を行う。

➁登壇者:
司会 杉林 寛仁(国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)
趣旨説明 吉川 知夫(国立特別支援教育総合研究所 上席総括研究員) 他

16:00~

各会場で閉会

問い合わせ先

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 総務部 総務企画課 研究推進係

〒239-8585 神奈川県横須賀市野比5-1-1

TEL 046-839-6928 

FAX 046-839-6919

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