生活支援研究棟 工夫の紹介
生活支援研究棟の工夫の紹介
重複障害のある方にとって、環境がわかりやすく、活動がしやすくなるような、様々な工夫が展示されています。
車椅子で畑に入れる板
廃棄された物置のドア、床板などは、大切な資源です。有効活用しましょうね!すこし幅広く畝をつくります。そして、必要な時に廃板を間に入れれば、車椅子で畑のなかに入ることができます。
「今日の活動」がわかるスケジュールボックス
子どもがわかる方法(活動に使う実物、絵等など)で伝えることで、子どもに安心と見通しをももたらします。好きな活動を予測して笑ったり、苦手な活動なら前もって拒否や交渉もできますね!
ソファの家族と目が合う高さの高床畳
子どもたちは時には車椅子からおりて、床でリラックスしたいものです。でも、そうするとソファに座っている家族と目線があいません。不要になった何台かのテーブルに畳をのせた高床畳をつくれば、自然と目と目が合い、会話も進みます。
撮った写真を見てその場でプリント
今日の活動を振り返るとき、子どもと撮った写真をモニターで見ながらお話すると、子どもは意味をよりよく理解できます。
その場でプリントして写真日記にすれば、時間と空間を超えてその日の経験を何度も分かちあえることになります。
和室の手がかりの畳マット
見えにくい子どもたちにとって、臭いだけでなく触覚もとても重要な情報です。和室に寝転ぶと、最初に触れる特徴的なものは、「畳」です。ですから、触覚的 にわかりやすい和室の手がかりとして、小さな畳を選びました。二つの手がかりを提示して「どっちのお部屋に行きたい?」と尋ねることもできます。