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ICT等を活用した障害のある児童生徒の指導・支援に関する研究

重点課題研究

研究紹介

研究代表者
棟方哲弥
研究分担者
牧野泰美 加藤敦 玉木宗久 織田晃嘉 井口亜希子 五島脩 伊藤周平
期間
令和3年度〜4年度

研究紹介

 本研究では、GIGAスクール構想によるICT環境の充実を踏まえ、児童生徒一人一人の能力や適正に応じて個別最適化された学びと支援方法の実現を目指し、ICT・AT等を活用して行われている支援方法に関して、新しい課題となっているプログラミング教育や遠隔プレゼンスロボットの活用を含めて、ICT活用の現状の把握・分析を行う。学校及び家庭それぞれにおける学習教材の適切な配備、それらを用いた授業と個別学習の進め方、保護者との学習評価の共有方法、オンラインまたはオンデマンドで行われる支援における留意点等について、特に自立活動の視点から整理を行う。

 特に遠隔による学習支援に関して、実践事例の蓄積が少ない、知的障害や重度・重複障害の領域については、既存の学習教材に加えて、新たな教材の選定や提示手段の検討も合わせて行う。また、ICT活用について比較的に先導的分野となっている視覚障害教育、聴覚障害教育、肢体不自由教育、病弱教育領域についても、GIGAスクール構想の新しい環境に対応する知見を整理した上で、これらの情報を整理した資料を、小・中学校及び特別支援学校に対して提供することを目的とする。

 更に、自治体等と協働でICT活用のための校内体制や教員のICT活用能力の向上、家庭と学校との学習の継続性についての課題にも取り組む。

研究者紹介

 伊藤 周平(特別研究員)