軽度知的障害学生に対する高等教育機関等における支援体制に関する研究
- 研究期間
- 平成14年度~平成16年度
- 研究代表者
- 徳永豊(企画部総括主任研究官)
- 所内研究分担者
- 佐藤克敏・小塩允護
- 概要
- 高等教育機関における、知的障害や学習障害等のある学生の学習困難の状態や実際の支援内容・方法について、その状況を明らかにするとともに、適切な支援内容・方法の在り方について検討しています。
平成15年度に実施した東京、神奈川、千葉、埼玉の全大学・短期大学301大学の学生相談室・センター学生相談センター等への調査結果から、発達障害学生の相談があったと回答した40大学で見ると、発達障害学生の相談者数が96名、肢体不自由学生、聴覚障害学生、視覚障害学生の相談者数が各20名以下であり、発達障害学生の相談が多いことが示されました。
平成16年度は、高等教育機関における知的障害又は学習障害等の障害学生が直面している困難さとその支援について、事例研究を中心にその実態を明らかする予定です。その実態をもとにしながら、どのような支援内容と方法が必要となるかについて検討し、大学等で活用可能なハンドブックを作成する計画です。
今後の見通し
- 平成14年度研究経過
- 平成15年度研究経過
- 平成16年度研究経過
- 日本特殊教育学会第42回大会発表論文集より(PWPスライド)
高等教育機関における軽度発達障害学生の支援について(1)
高等教育機関における軽度発達障害学生の支援について(2) - 発達障害のある学生支援のガイドブック目次案
発達障害のある学生支援のガイドブック要旨案