特別支援学級に在籍する自閉症のある児童生徒の自立活動の指導に関する研究
研究代表者
柳澤亜希子
研究分担者
岡本邦広(副代表)、石坂務、若林上総
研究班
自閉症班
概要
自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する自閉症のある児童生徒においては、当該学年の教科の学習が可能であっても、自閉症の障害特性や認知特性によってもたらされる困難性から通常の学級での学習が難しい場合があり、彼らへの自立活動の指導の重要性が指摘されています。他方、知的障害特別支援学級に在籍する自閉症のある児童生徒においては、各教科等と自立活動の関係が不明確であり、その整理が求められています。
本研究では、自閉症・情緒障害特別支援学級、知的障害特別支援学級(以下、特別支援学級)担当者を対象にアンケート調査(抽出調査)を行い、自閉症のある児童生徒に対する自立活動の指導の実態と課題を把握することを第1の目的とします。また、研究協力機関での実践を通して、特別支援学級での自立活動の時間における指導に焦点を当て、自立活動の指導の授業を組み立てる上での要点を示すことを第2の目的とします。以上を踏まえて、本研究では、特別支援学級において自閉症のある児童生徒に対して自立活動の指導を行うことの意義について検討します。
本研究では、特別支援学級担当者が、自閉症のある児童生徒への自立活動の意義と指導の在り方について理解を深めることが期待されます。また、特別支援学級に在籍する自閉症のある児童生徒の自立活動の指導の充実につながることも期待されます。
◆アンケート調査の結果については、こちらをご覧ください。
「自閉症・情緒障害特別支援学級及び知的障害特別支援学級に在籍する自閉症のある児童生徒の自立活動の指導に関する調査」調査報告書
◆特別支援学級の先生を対象に作成した自立活動の指導に関するリーフレット
「自閉症のある子どもの自立活動の授業を組み立てる上での要点」