インクルセンター活動日記
「みんながお互いを大切にし、認め合い、支え合う社会を目指して」(令和6年度研究所公開のご報告)
11月9日に開催された研究所公開では、私たちインクルセンターも展示コーナーを開設しました。
タイトルは、「みんながお互いを大切にし、認め合い、支え合う社会を目指して」「障害」も「インクルーシブ教育システム」も、
タイトルには入っていません。このタイトルには、教育関係者だけでなく、また大人だけでもなく、もちろん障害のない人たちだけでなく、
社会全体=「みんな」で共生社会(誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う、多様な人々の在り方を相互認め合える社会)を目指そう、
という私たちのメッセージが込められています。
共生社会を実現するために、「学校に求められていることは何だろう」「教育はどう変わっていくのだろう」といった正解のない
問いに対して、来場者の皆様と私たちとで、一緒に考え、悩み、想いを共有することをねらいとしていました。
当日は私たちの予想を上回る方々にご参加いただき、たくさんのアイディアや想いをいただきました(写真)。
また終了後には、運営スタッフから「とても優しい空間だった」という感想がありました。
今回の研究所公開の展示を通して、「子供の小さな声に耳を傾ける」ことの大切さを、私たちインクルセンター職員も改めて感じたところです。
これからも、共生社会の実現に向け、インクルーシブ教育システムを加速できるよう、情報の発信・普及に取り組んでいきます。
3回目の交流スペース(合同交流会)開催のご報告
10月29日に第3回目となる交流スペースを開催しました。
今回は過去に参画いただいた自治体の皆様にもお声かけし、合同交流会として実施しました。
7つの自治体から9名の先生方(+特総研5名)にご参加いただきました。
懐かしい先生方との再会もあり、和やかな雰囲気の中で交流の輪が広がる有意義な時間となりました。
会の冒頭では、参加者一人ひとりが自己紹介を兼ねて現在の取り組み状況を共有し、その後、自由な意見交換の場が設けられました。
自治体の枠を超え、それぞれの経験が行き交う貴重な時間となりました。特に「研修動画の作成や配信」に関する話題では、
ICTの普及を背景に新しい研修スタイルを模索する動きが感じられる活発な議論が交わされました。
次回の交流スペースは11月26日火曜日 (16:30~17:30)に開催予定です。今年最後の開催となります。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
令和6年度「地域交流スペース」2回目の報告
自治体間のつながりを深めることを目的とした「地域交流スペース」の2回目が9月24日(火曜日16:30~17:30)に
開催されました。今回は、5つの自治体から7名の先生方がご参加くださいました!
8月の推進プログラムで顔見知りになったことで、前回よりもさらに打ち解けたリラックスした雰囲気の中、
交流が行われました(写真をご参照ください)。一方で、和やかさの中にも、真剣な議論が繰り広げられました。
話題は、研修、授業内容、ケース会議、高校通級、個別の教育支援計画、調査結果など、多岐にわたりました。
参加者の皆様が忌憚なく意見を交わし、直面している課題について率直に悩みを共有できたことが、
大変有意義な時間となったようです。
特総研の専門研修が契機となり、全国レベルでのネットワークが形成されていることや、自治体研修で特総研の
「学びラボ」を活用しているという報告など、特総研の取組について嬉しい声も多数いただきました。
次回の「地域交流スペース」は、10月29日(火曜日)16:30~17:30に予定されています。
昨年度まで地域支援事業に参加された自治体の皆様にもご案内し、今年度の参加自治体と合同での開催を予定しています。
お時間がございましたら、ぜひお気軽にご参加いただき、さらなるネットワーク形成の一助としていただければ幸いです。
「令和6年度地域支援事業推進プログラム」の報告
令和6年度地域支援事業推進プログラムが、8月23日(金)の10:00~16:00に開催されました。
このプログラムは、地域支援事業に参加するそれぞれの自治体から、取り組みの途中経過を聞き、
協議や情報交換をすることで事業の促進を目指すものです。
今年度は10地域が来所、5地域がオンラインで参加されました。
今年度が2年目になる地域からは、これまでに作成した資料の紹介があり、他の地域でも利用でき
るよう共有いただきました。また、1年目の地域からは、取り組み始めた事業の計画が報告されました。
協議の時間では、参加年数に関係なく、活発な情報交換が行われ、充実した時間となりました。
アドバイザーであるノートルダム清心女子大学の青山新吾先生、そしてオブザーバーとしてご参加
いただいた文部科学省特別支援教育課の加藤典子調査官と相原千絵調査官から、各自治体の取り組み
に対する貴重なアドバイスや、インクルに対する考え方についてお話をいただきました。
センターのスタッフ一同、地域の状況を学ぶよい機会になりました。
参画地域のみなさまには、プログラムにご参加いただいたことで、次の一歩につながれば嬉しいです。
写真1 会場の様子
写真2 Zoomでの参加地域のみなさまと会場の様子
令和6年度「地域交流スペース」が始まりました
今年度の「地域交流スペース(交流スペース)」がいよいよスタートしました!
このスペースでは、Zoomを利用して地域支援事業に参画する自治体の方々が自由に集まり、
楽しくおしゃべりをしながら情報交換を行います。
初回セッションは7月30日(火)16:30~17:30に開催され、
なんと5つの自治体から10名の先生方が参加してくださいました(初回としては過去最高人数です!)
3ケ月ぶりのZoomミーティングということで、近況報告や意見交換が活発に行われました(写真参照)。
初めて参加される先生も半分ほどいらっしゃいましたが、先輩の先生方がうまく誘導してくださり、
皆さんリラックスして楽しい時間を過ごされたように思います。
いつにも増して、時間が過ぎるのが早く感じられるほど、内容が充実していたように思います。
交流スペースは、今後月に1回程度のペースで開催予定です。
次回は9月24日(火)を予定しております。皆さんとこの場でお会いできるのを心待ちにしています!