インクルセンター活動日記
令和6年度特別支援教育推進セミナー(関東・甲信越ブロック)開催のご報告
11月29日に特別支援教育推進セミナー(関東・甲信越ブロック)が開催されました。
セミナーのテーマを「地域におけるインクルーシブ教育システムの推進-地域における通級指導教室の役割-」とし、
山梨県教育委員会が地域支援事業の中で取り組んでいる内容を中心に報告していただきました。
最初に担当指導主事から「山梨県におけるインクルーシブ教育システム推進のための取り組みー
「通級による指導」効果発揮研修事業の取り組みを中心にー」というタイトルで講義をしていただき、
その後、4名の先生方に実践報告をしていただきました。
実践報告では、通常の学級での支援の充実に向けた具体的な取組を聞くことができました。
後半は、関東・甲信越ブロックの参加者がグループに分かれて、協議・情報交換を行いました。
登壇者の先生方も加わり、他県の先生方と情報交換を行う機会となりました。
参加者から学びの多いセミナーであったという感想を多くいただきました。
山梨県の先生方、また、ご参加いただいたみなさま、大変ありがとうございました。
令和6年度地域支援事業交流スペース4回目の報告
11月26日に第4回目となる交流スペースを開催しました。
今回は5つの自治体から6名の先生方(+特総研4名)にご参加いただきました。
それぞれの自治体の状況をたずねたり、状況提供が行われたりと、話が途切れることのない1時間でした。
和やかな雰囲気の中、
「インクルの推進を取り組むには、学校の状態を把握して話し手と聞き手のイメージの違いを埋めることが大切!」
「インクルの推進には仕組みを動かしていく人が必要!」
「話ができる仲間と学べる人を見つけることが大切!」などなど、
日々感じている想いや、この事業で仲間になった先生方への感謝なども語られていました。
今年最後の交流スペースということで、会の最後は特総研のスタッフからも一言ずつご挨拶をさせていただき閉会になりました。
次回の交流スペースは1月28日火曜日 (16:30~17:30)に開催予定です。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
皆様にとって、より良い年が訪れますように、本年も大変お世話になりました。
「みんながお互いを大切にし、認め合い、支え合う社会を目指して」(令和6年度研究所公開のご報告)
11月9日に開催された研究所公開では、私たちインクルセンターも展示コーナーを開設しました。
タイトルは、「みんながお互いを大切にし、認め合い、支え合う社会を目指して」「障害」も「インクルーシブ教育システム」も、
タイトルには入っていません。このタイトルには、教育関係者だけでなく、また大人だけでもなく、もちろん障害のない人たちだけでなく、
社会全体=「みんな」で共生社会(誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う、多様な人々の在り方を相互認め合える社会)を目指そう、
という私たちのメッセージが込められています。
共生社会を実現するために、「学校に求められていることは何だろう」「教育はどう変わっていくのだろう」といった正解のない
問いに対して、来場者の皆様と私たちとで、一緒に考え、悩み、想いを共有することをねらいとしていました。
当日は私たちの予想を上回る方々にご参加いただき、たくさんのアイディアや想いをいただきました(写真)。
また終了後には、運営スタッフから「とても優しい空間だった」という感想がありました。
今回の研究所公開の展示を通して、「子供の小さな声に耳を傾ける」ことの大切さを、私たちインクルセンター職員も改めて感じたところです。
これからも、共生社会の実現に向け、インクルーシブ教育システムを加速できるよう、情報の発信・普及に取り組んでいきます。
3回目の交流スペース(合同交流会)開催のご報告
10月29日に第3回目となる交流スペースを開催しました。
今回は過去に参画いただいた自治体の皆様にもお声かけし、合同交流会として実施しました。
7つの自治体から9名の先生方(+特総研5名)にご参加いただきました。
懐かしい先生方との再会もあり、和やかな雰囲気の中で交流の輪が広がる有意義な時間となりました。
会の冒頭では、参加者一人ひとりが自己紹介を兼ねて現在の取り組み状況を共有し、その後、自由な意見交換の場が設けられました。
自治体の枠を超え、それぞれの経験が行き交う貴重な時間となりました。特に「研修動画の作成や配信」に関する話題では、
ICTの普及を背景に新しい研修スタイルを模索する動きが感じられる活発な議論が交わされました。
次回の交流スペースは11月26日火曜日 (16:30~17:30)に開催予定です。今年最後の開催となります。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
令和6年度「地域交流スペース」2回目の報告
自治体間のつながりを深めることを目的とした「地域交流スペース」の2回目が9月24日(火曜日16:30~17:30)に
開催されました。今回は、5つの自治体から7名の先生方がご参加くださいました!
8月の推進プログラムで顔見知りになったことで、前回よりもさらに打ち解けたリラックスした雰囲気の中、
交流が行われました(写真をご参照ください)。一方で、和やかさの中にも、真剣な議論が繰り広げられました。
話題は、研修、授業内容、ケース会議、高校通級、個別の教育支援計画、調査結果など、多岐にわたりました。
参加者の皆様が忌憚なく意見を交わし、直面している課題について率直に悩みを共有できたことが、
大変有意義な時間となったようです。
特総研の専門研修が契機となり、全国レベルでのネットワークが形成されていることや、自治体研修で特総研の
「学びラボ」を活用しているという報告など、特総研の取組について嬉しい声も多数いただきました。
次回の「地域交流スペース」は、10月29日(火曜日)16:30~17:30に予定されています。
昨年度まで地域支援事業に参加された自治体の皆様にもご案内し、今年度の参加自治体と合同での開催を予定しています。
お時間がございましたら、ぜひお気軽にご参加いただき、さらなるネットワーク形成の一助としていただければ幸いです。