2025年8月の記事一覧
地域支援事業「推進プログラム」を開催しました(令和7年8月22日)
国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター主催で、地域支援事業「推進プログラム」
を開催しました。
参画自治体の代表が参加し、インクルーシブ教育システムの推進に向けた実践と成果、課題を共有しました。
各自治体からは、校内支援体制の充実、交流活動や研修の推進、共通ツールの活用、児童生徒主体の取組、市民
フォーラムの開催など、それぞれの自治体の課題に即した多様な実践が報告されました。
続いて、アドバイザーの青山新吾氏(ノートルダム清心女子大学)からは、「やさしいどうして!?」という視点
が紹介されました。これは、子どもの行動の背景にある思いや特性を理解しようとする姿勢を大切にしようという
メッセージであり、特別支援教育を個別の取組にとどめるのではなく、「特別支援教育の視点を取り入れた教育活動」
を学校全体の取組へ広げていくことの大切さが語られました。
さらに、文部科学省 特別支援教育課の村上学調査官、松岡しおり調査官からは、各自治体の発表に対して感想や
意見が寄せられました。その中では、各地の取組の意義や今後に向けた期待が示されるとともに、地域と連携した
支援の広がりや、校内実践をさらに充実させていくための方向性についてコメントがありました。
共生社会の実現を目指し、地域支援事業の成果や取組を全国に広め、地域とともに歩みを進めてまいります。
(写真)会場の様子
(写真)アドバイザー:青山新吾氏(ノートルダム清心女子大学)
令和7年度「地域交流スペース」が始まりました!
今年度の「地域交流スペース(交流スペース)」がスタートしました!
このスペースは、地域支援事業に取り組む自治体の皆さまがZoom上で気軽に集まり、リラックスした雰囲気の中で、
情報交換や交流を行う場として開催しています。初回セッションは7月22日(火)16:30~17:30に行われました。
今回は自治体からの参加者と研究所職員をあわせ、5名が参加しました。
少人数での開催となりましたが、その分、落ち着いた雰囲気の中で、近況報告や意見交換をじっくり行うことができました。
計画中の取組や過去に実施された類似の調査についても話題に上がり、有意義なひとときとなりました(写真参照)。
交流スペースは今後、月に1回程度のペースで開催を予定しています。
次回は9月30日(火)に実施予定です。皆さまと、このスペースでお会いできるのを楽しみにしております!