研究代表者

柘植雅義

研究分担者

原田公人(研究副代表者),柳澤亜希子,猪子秀太郎,長沼俊夫,井上昌士,大内 進,滝川国芳

研究班

推進班

概要

 改訂された新学習指導要領は,社会の変化や幼児児童生徒の障害の重度・重複化,多様化などに対応し障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに応じた適切な教育や必要な支援を充実するという観点から改善が図られています。
教育課程については,これまでにも多様化する障害種等の状態に応じた対応が進められてきていますが,新学習指導要領を踏まえた編成にあたっては,障害種や障害の程度等へのきめ細やかな対応や授業時間数の柔軟な対応等のさまざまな面でのより一層の工夫や配慮が必要となります。こうした課題は特別支援学校長会の調査でも示されてきています。
このような観点から本研究では,特別支援学校における新学習指導要領の下での幼児児童生徒個々のニーズに対応した教育課程編成の在り方について検討します。今回の学習指導要領改訂に関連して,幼児児童生徒の実態を踏まえた望ましい編成,授業時数や単位時間への柔軟な対応,自立活動の編成,個別の指導計画や個別の教育支援計画と連続性や関係性,交流及び共同学習に係わる教育課程上の位置づけ等について,平成22年度における状況を実態調査により把握した上で,研究協力校における実践を通して,その望ましい在り方について考究していきます。
本研究の成果は,特別支援学校の教育課程編成における資料としての活用が期待されます。

研究経過

「アンケート調査報告書(速報版)」

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