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インクルセンター活動日記一覧

NEW 令和7年度 地域支援事業「報告会」及び「地域交流スペース(第5回)」終了のご報告と1年間の御礼

 令和7年3月6日(金)(9:30~15:20)に、本年度の地域支援事業「報告会」をZoomによりオンライン形式で

開催しました。

 午前の部では、事業に参加する6自治体の皆様から、1年または2年間にわたる取組の成果をご報告いただきま

した(写真1)。

各地域で積み重ねられてきた実践には、それぞれの地域の思いや工夫が息づいており、発表を通して、その歩みの

確かさを改めて感じる時間となりました。

 午後は、地域支援事業に関する調査結果の報告に続き、アドバイザーの先生による講演、講師の先生方による

講評・助言が行われました。

 アドバイザーのノートルダム清心女子大学の青山新吾先生には「インクルーシブ教育をすすめるには

― 中教審特別支援教育WGでの議論を踏まえながら ―」と題してご講演いただきました。子どもの姿に向き合う

ときの「やさしい、どうして?」という問いを出発点に、学校の中にある「当たり前」を見つめ直すことの意味に

ついて、具体的な実践や経験を交えながらお話しいただきました。包摂的な教育とは何かを、参加者一人ひとりが

自分の立場から考える契機になったのではないかと思います。

 また、文部科学省特別支援教育課特別支援教育調査官の村上学先生、松岡しおり先生からは、各自治体の発表に

対して丁寧な講評をいただくとともに、共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育システムのこれからについて、

都道府県や市区町村が担う役割も含め、今後の取組の方向性についてご示唆をいただきました。

 なお、本年度も昨年度に引き続き、応募いただいた約50の教育委員会の皆様にYouTube配信を行い、事業の成果を

より多くの地域と共有することができました。こうした機会が、各地域での新たな実践や対話の広がりにつながって

いくことを願っています。

 

 報告会終了後(15:30~16:40)には、今年度最後となる「地域交流スペース(第5回)」を開催しました(写真2)。

それぞれの地域の取組や課題について率直な意見交換が行われ、立場や地域を越えて語り合う実りある時間となりました。

 本年度の地域支援事業の実施にあたり、ご参加・ご協力をいただいたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。

地域支援事業は、本年度をもって一つの区切りを迎えます。来年度からは、新たな枠組みのもとでの展開を予定しています。

これまで各地域で積み重ねられてきた実践を大切に受け止めながら、よりよいインクルーシブ教育システムの実現に向けて、

センター職員一同、引き続き歩みを進めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

                                    

(写真1)

                                                    

(写真2)

グループ 令和7年度 地域支援事業「交流スペース」第4回の報告

 1月27日(火)に、今年度の地域支援事業に参画している自治体の先生方と、特別支援教育の

研修や、子どもたちを大切にする学びの進め方について情報共有を行いました。

 当日は、教員の学びを支える研修の申し込み方法や、自分に合った研修を選びやすくする工夫に

ついて話題になりました。「もっと簡単に申し込めるとよい」「学びたい内容を自分で組み合わせ

られると助かる」といった現場の声をもとに、研修に関する取組や工夫について情報を共有しました。

日々の業務と研修を両立することの難しさや、現場の実感についても話がありました。

 また、通常の学級と特別支援教育のつながりや、多様な子どもたちが安心して学べる学級づくり

についても意見交換を行いました。授業の工夫や、日ごろの学級経営、子どもへの関わり方など、

学校現場での実践に基づく話題が共有されました。子ども一人一人の実態に応じた支援の大切さを、

あらためて確認する時間となりました。

 3月には、今年度の地域支援事業の報告会を開催予定です。各自治体の取組を共有することで、

今後のインクルーシブ教育システムの推進に向けた取組の広がりにつながることを期待しています。

グループ 11月25日に「地域交流スペース」を開催しました。

 11月25日(火曜日)に、今年度3回目となる「地域交流スペース」を開催しました。

今回は、ある自治体の先生が初めて参加してくださいました。最初は少し緊張したご様子でしたが、

時間が経つにつれて表情もやわらぎ、穏やかな雰囲気の中で会を楽しむことができました(写真)。

 当日の話題は、自治体の取組の近況報告にはじまり、インクルーシブ教育に関連する先行研究、

合理的配慮、特別支援教育における実践など、多岐にわたりました。個々の話題を丁寧に深めることができ、

じっくりと情報を共有し合う有意義な時間となったように思います。

 今年の交流スペースは、今回でひとまず最後となります。これまで参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

 次回は来年、2026年1月27日(火曜日、16:30〜17:30)に開催予定です。

 新しい年の始まりに、また皆さまと学び合える時間を過ごせれば幸いです。

グループ 令和7年度 地域支援事業「交流スペース」第2回の報告

 10月28日(火)に、Zoomにて情報交換を行いました。

今回は、昨年度まで地域支援事業に参画された自治体と、今年度から新たに参加された自治体の方々に

ご参加いただきました。

通級による指導の支援や教材・教具の共有化、研修体制などのさまざまな情報交換が行われました。

それぞれの自治体から現状や取組の紹介があり、参加者同士で質問を交わしたり、日頃の思いや工夫を

共有したりと、あっという間の1時間となりました。

参加者からは、「他の自治体のことは気になるけれど、話を聞く機会が少ない。こういう場があると嬉しい」

といった声も寄せられました。

 今後も、気軽に参加できる情報交換と交流の場として、「交流スペース」を継続していきます。

 次回は11月25日(火)今年最後の交流スペースです。ぜひご参加ください。

グループ 地域支援事業「推進プログラム」を開催しました(令和7年8月22日)

 国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター主催で、地域支援事業「推進プログラム」

を開催しました。

 参画自治体の代表が参加し、インクルーシブ教育システムの推進に向けた実践と成果、課題を共有しました。

 

 各自治体からは、校内支援体制の充実、交流活動や研修の推進、共通ツールの活用、児童生徒主体の取組、市民

フォーラムの開催など、それぞれの自治体の課題に即した多様な実践が報告されました。

 

 続いて、アドバイザーの青山新吾氏(ノートルダム清心女子大学)からは、「やさしいどうして!?」という視点

が紹介されました。これは、子どもの行動の背景にある思いや特性を理解しようとする姿勢を大切にしようという

メッセージであり、特別支援教育を個別の取組にとどめるのではなく、「特別支援教育の視点を取り入れた教育活動」

を学校全体の取組へ広げていくことの大切さが語られました。

 

 さらに、文部科学省 特別支援教育課の村上学調査官、松岡しおり調査官からは、各自治体の発表に対して感想や

意見が寄せられました。その中では、各地の取組の意義や今後に向けた期待が示されるとともに、地域と連携した

支援の広がりや、校内実践をさらに充実させていくための方向性についてコメントがありました。

 

共生社会の実現を目指し、地域支援事業の成果や取組を全国に広め、地域とともに歩みを進めてまいります。

  

(写真)会場の様子

 

 

(写真)アドバイザー:青山新吾氏(ノートルダム清心女子大学)